
近々英語でプレゼンをしないといけない…慣れていなくて緊張するなぁ。



そもそもどんなフレーズで始めたらいいか、始め方が分からないわ。
そんな悩みを持つ方は多いのではないでしょうか。
大勢の人が自分に注目している状況で母国語ではない英語でプレゼンをするのです。当然、緊張するでしょう。
英語でのプレゼンの始め方「挨拶・自己紹介・トピック紹介」の順で始めます。決して難しくはありません。
今回は、学生時代に大学や留学先でプレゼンをこなしてきた私が、特に緊張する最初の英語のプレゼンの始め方や話し方のコツ・使えるフレーズについてご紹介します。
- 英語プレゼンの始め方
- 場面別|英語プレゼンの始め方のフレーズ
- 英語でのプレゼンの話し方のコツ5選
- スティーブ・ジョブズに学ぶ英語プレゼン上級編
みなさんが最高のプレゼンができるよう、参考になれば幸いです。
素敵な英語でのプレゼンをスタートさせましょう!
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英語プレゼンの始め方


英語のプレゼンでは、「何を話すか」よりも、「どう始めるか」が成功のカギを握ります。
肝心の内容をしっかり聞いてもらえるかどうかは、出だしのフレーズや雰囲気づくりにかかっているといっても過言ではありません。
聴衆はあなたのプレゼンを最初から最後まで細かく覚えているわけではありません。
特に、複数の登壇者がいる中で印象に残るには、冒頭で聴衆の心をつかむ必要があります。
始め方の基本構成
英語プレゼンの出だしは、以下の3ステップで構成するのが一般的です。
- 挨拶
- 自己紹介
- トピック紹介
例文で見てみましょう:
Hello, everyone. → 挨拶
My name is [自分の名前]. → 自己紹介
Today, I’d like to tell you about… → トピック紹介
どうでしょう?思ったよりシンプルに感じた方も多いのではないでしょうか。
大切なのは、分かりやすく・端的に伝えることです。
初めての英語プレゼンであっても、難しく考えすぎず、まずはこの基本パターンから練習してみましょう。
30秒で印象が決まる!出だしの練習は入念に
もう一つ重要なのは、プレゼンは出だしの30秒で決まるということ。そのため、出だしの練習を繰り返し行うことです。



プレゼンの冒頭は、最初に声を出す緊張の瞬間。思ったように声が出なかったり、緊張からトーンが下がってしまうこともあります。
だからこそ、出だしのフレーズは「体に染み込ませる」くらい練習することが大事です。
就職活動の面接や初対面の場面で「第一印象」が大事だとよく言われますが、それは英語プレゼンでも同じです。
聴衆はあなたのプレゼンを最初から最後まで細かく覚えているわけではありません。
特に、複数の登壇者がいる中で印象に残るには、冒頭で聴衆の心をつかむ必要があります。
忙しくても、声に出して練習する時間を作りましょう。
場面別|英語プレゼンの始め方のフレーズ


ここからは、実際に使える英語プレゼンの始め方フレーズをご紹介します。
どれもシンプルで応用しやすく、ビジネス・学会・社内発表などさまざまな場面に対応できます。
挨拶編
- Good morning / afternoon, everyone. (こんにちは、みなさん)
- Hello, and thank you for coming today.
(こんにちは、今日は来てくれてありがとうございます。) - It’s a pleasure to be here today.
(ここに来られて嬉しいです。)
- シンプルかつ丁寧に伝える
- 感謝の気持ちを忘れずに
- 多様性に配慮した表現を
- 明るい表情とアイコンタクトも大切
挨拶はシンプルかつ丁寧に伝えることが大切です。
なぜなら、聴衆に好印象を与え、プレゼン全体の雰囲気を良くするからです。
例えば、「Good morning, everyone.」や「Hello, and thank you for coming today.」といった聞き取りやすく簡潔な挨拶は、誰にでも分かりやすく安心感を与えます。
そのため、初めの挨拶は短くても丁寧な言葉を選ぶことが成功の鍵となります。
自己紹介編
- My name is [名前]. (私の名前は〜です。)
- I’m from [部署/会社名]. (私は◯◯社□□部所属です。)
- I work as a [職種]. (私は〜の仕事をしています。)
- 簡潔に必要な情報を伝える
- 親しみやすさをプラス
- 話題は深掘りしすぎずバランス良く
- なぜ自分が話すのかを明確に
自己紹介は簡潔に必要な情報だけを伝えることが重要です。
長々と話しすぎると聴衆の集中力が落ち、プレゼンへの興味が薄れてしまうからです。
例えば、「My name is [名前], and I’m from [部署/会社名]. I work as a [職種], and today I’d like to talk about…」とシンプルに伝えれば、聴衆はあなたが誰で、なぜ話すのかをすぐに理解できます。
だからこそ、自己紹介はポイントを絞って短くまとめることを心がけましょう。
トピック紹介編
- Today, I’d like to talk about…
- The topic of my presentation is…
- In this presentation, I’ll be covering…
(本日は〜についてご紹介します。)
- 結論や目的は最初に明示する
- テーマは具体的に、わかりやすく
- ストーリーや経験を交えて印象づける
- 聴衆の背景や興味に配慮する
- 結論や目的は最初に明示する
トピックは具体的かつ明確に伝えることが大切です。
漠然としたテーマでは聴衆の興味を引きづらく、何を学べるのかが伝わりにくいためです。
例えば、「Today, I’d like to talk about strategies to reduce plastic waste」など、具体的なテーマを示すことで、聴衆は話の内容をイメージしやすくなり理解も深まります。
したがって、プレゼンのトピックは絞り込み、最初に明確に示すことが効果的です。
英語でのプレゼンの話し方のコツ5選


英語プレゼンでは「何を話すか」だけでなく、「どう話すか」も大切です。
ここでは、伝わる英語プレゼンのための話し方のコツを5つ紹介します。
- 短く・簡単な英語で話す
- 結論やトピックを先に話す
- 抑揚や間を上手く使って話す
- 重要な単語は強めに発音する
- ボディランゲージを大げさに使う
プレゼンの始め方はもちろん、全体にも繋がる話し方のコツですので、ぜひ参考にしてみてください。
短く・簡単な英語で話す
英語でのプレゼンでは、短くて簡単な表現を使うことが成功のカギです。
なぜなら、つかみの部分は特に重要で、聴衆が英語を母国語としない場合、複雑な表現だと理解に時間がかかってしまうからです。



複雑な文法や英単語・フレーズは逆に聞き手が理解しづらくなってしまいます。
例えば、「Hello!」、「I’m (名前)」のようにシンプルに入るのが重要です。



自分の発音しやすい単語やフレーズを作っておくのも良いですよ!
誰にでも分かる英語で話すことで、メッセージが正確に伝わり、聴衆の信頼も得られやすくなります。
結論やトピックを先に話す
プレゼンでは、結論やトピックを最初に述べるようにしましょう。
その理由は、話の全体像が先に伝わると、聴衆が内容を整理しながら聞きやすくなるからです。
例えば、「Today, I’ll talk about how we improved customer satisfaction by 20%.(本日は、私が顧客満足度を20%向上させた方法についてお話します。)」のように冒頭で要点を示すことで、聴衆の理解がスムーズになります。
初めに「何についての話か」を明示することが、聴衆の集中力を高めるコツです。
抑揚や間を上手く使って話す
抑揚や間を意識して話すことで、プレゼンにメリハリが生まれます。
英語はアクセントのある言語なので、すべて平坦に話してしまうと単調になり、聴衆が内容を聞き逃しやすくなります。
プレゼンが上手な人ほど、適切な間や強調を使って聴衆の注意を引きつけています。
余裕を持って話すことで自然な抑揚が生まれ、伝えたい部分がより印象的になります。
重要な単語は強めに発音する
大切な情報は、単語の発音を強調して伝えるようにしましょう。
なぜなら、英語ではイントネーションやストレスの置き方が意味の理解に直結するからです。
例えば、「Significantly increased sales」など、「significantly」の部分を強く言うことで、どれだけの成果が出たかを強調できます。
重要な単語を強めに言うだけで、聴衆の印象に残りやすくなります。
ボディランゲージ(身振り手振り)にも挑戦する
英語でのプレゼンでは、少し大げさなくらいのボディランゲージが効果的です。
なぜなら、非言語コミュニケーションは言葉以上に相手に意図を伝える手段となるからです。
実際、「This is a big opportunity.(両手を広げながら)」と話すと、言葉だけでなく視覚的にも情報が伝わります。
聞き取りづらい単語も、表情やジェスチャーで補えるため、積極的に使うことをおすすめします。



ボディランゲージが苦手!という方は図などで視覚的に伝えて補うようにしてみてください!
スティーブ・ジョブズに学ぶ英語プレゼン上級編


英語プレゼンをレベルアップさせたいなら、スティーブ・ジョブズのプレゼンから学ばない手はありません。伝説的なiPhone発表会など、彼のスピーチは「記憶に残る話し方」のお手本です。
スティーブ・ジョブズのプレゼンは、英語のうまさではなく、「伝える技術」の塊です。
ここでは、ジョブズの代表的なフレーズと共に、彼のプレゼンに隠された上級テクニックをご紹介します。



いきなり真似するのは難しいですが、上手なプレゼンは何が違うのか参考にしてみてください。
1. 期待感を高める冒頭の一言
“This is a day I’ve been looking forward to for two and a half years.”
引用:初代iPhone発表イベントより
(2年半、この日を待ち続けていた。)
この一言は、iPhone発表時の冒頭で語られたもの。静かに、ゆっくりと話すことで聴衆の耳が自然と彼に向かい、「何が始まるんだろう?」という期待を高めます。
- 間を取りながら語り、空気を支配する
- 聴衆の感情を引き込む「ワクワク感」を演出
2. シンプルかつ強烈なメッセージ
“Today, Apple is going to reinvent the phone.”
引用:初代iPhone発表イベントより
(今日、Appleは電話を再発明する。)
わずか10語ほどのフレーズで、プレゼンのテーマとインパクトを完璧に伝えています。専門用語を使わず、誰にでも伝わる言葉で革新性を打ち出しているのが特徴です。
- シンプルな語彙で、強いインパクトを残す
- 聴衆に「これはすごいことだ」と思わせる言葉選びを意識する
3. 大きな流れを先に示す
“Well… today we are introducing three revolutionary products of this class.”
引用:初代iPhone発表イベントより
(本日、革命的な製品を3つ発表します。)
プレゼンの最初に「何を話すか」を明確に伝えることで、聴衆は安心して内容を追えるようになります。
ジョブズはこのあと「電話・iPod・インターネット」の3つを挙げ、それがすべて1つの製品=iPhoneに集約されていることを見事に伝えました。
- 話のアウトラインを最初に伝える
- 聴衆が迷子にならず、話を追いやすくする工夫
4. ストーリーのように展開する
“Every once in a while, a revolutionary product comes along that changes everything.”
引用:初代iPhone発表イベントより
(数年に一度、すべてを変えてしまう新製品が現れます。)
このような語りは、単なる情報の羅列ではなく「物語」としてプレゼンを聞かせてくれます。聴衆は自然と先が気になり、最後まで引き込まれていきます。
- 一文一文に感情を込める
- 変化や革新という“物語”を伝える意識で話す
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まとめ|英語プレゼンの始め方をマスターしよう
- 英語プレゼンの成功は、最初の30秒で決まる
- プレゼンで使えるフレーズを事前に用意しておくこと
- 出だしの練習を声に出して何度も行うこと
英語プレゼンの成功は、最初の30秒で決まるといっても過言ではありません。
今回ご紹介したように、英語のプレゼンの始め方にはある程度「型」があり、慣れれば誰でも実践できます。
最初はシンプルで明快なフレーズから始め、自信がついてきたら問いかけやストーリー性を加えてみましょう。
今回ご紹介したポイントを徹底すれば、英語でも堂々とプレゼンテーションできるようになります。
練習あるのみ!あなたのプレゼンが成功することを願っています。
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