
資格試験の勉強に集中できる場所を探しているわ。どこかいい場所はないかな?
社会人になってから資格試験の勉強を始めてみたものの、勉強場所が自宅以外にない・自宅だけでは勉強が進まないというお悩みの方も多いことでしょう。
今回は資格試験の勉強で様々な場所での勉強を試してきた私が、社会人の勉強におすすめの場所を無料3箇所、有料5箇所に分けて紹介します。
- 【無料】社会人におすすめ勉強場所3選
- 【有料】社会人におすすめ勉強場所5選
- コワーキングスペースと自習室の違い
自分に合った勉強場所を見つけて、最適な学習環境を手に入れましょう!
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【無料】社会人におすすめ勉強場所3選


はじめに、無料で使える社会人におすすめ勉強場所を3ヶ所紹介します。
図書館
社会人が効率よく勉強するためには、お金をかけずに集中できる環境を確保することが重要です。
その点で、図書館は最も手軽かつ優れた勉強場所のひとつだと言えます。
図書館は基本的に無料で利用でき、時間を気にせず何度でも通うことができます。
さらに、多くの図書館は住宅地の近くにあるため、アクセスもしやすいです。利用者の多くが読書や勉強を目的としているため、周囲の姿勢が刺激となり、自分のモチベーション維持にもつながります。
- 家の近くにあり、アクセスが便利
- 他の人も勉強しているので刺激になる
- 豊富な資料や書籍が利用可能
また、図書館には資格試験やビジネスに役立つ専門書、雑誌などの豊富な資料が揃っているのも大きな魅力です。



私の家の近くの図書館は休日、自習場所は常に満席。勉強に疲れたら図書館においてある雑誌を読むのもいいですね!
このように、図書館はコスト面・環境面ともに優れた学習スポットです。お金をかけずに集中できる場所を探している社会人にとって、図書館は間違いなく心強い味方になるでしょう。
公園
社会人の勉強場所として次におすすめなのが公園での勉強です。



公園で勉強?ベンチはありそうだけれど、机はないところが多そう。本当に勉強できるのかな?
公園ではじっと座って勉強するというよりは、体を動かしながら勉強するのに適してきます。
- リスニング
- オーディオブック
- 暗記カードや単語帳
そして公園での勉強では下記のようなメリットもあります。
- 緑を見ることでストレスが軽減され、集中力が高まる。
- 同じ室内よりも環境を変えることで脳が活性化される。
- 体を動かしながら勉強することで記憶が定着しやすい。
気分転換したい人・体を動かすのは好きだけれど、じっと座って勉強するのが苦手という人に公園での勉強は最適です。
通勤移動中(電車・バス)
通勤時間を勉強にあてるのも大切です。忙しい社会人にとってスキマ時間の活用が小さな勉強習慣を作るのに役立つからです。
通勤移動中に勉強するのに効果的な学習ツールは下記のとおりです。
- スマホアプリ
- 音声・リスニング学習
- 読書・情報収集
- ノートの見直し・復習



私はアプリで一問一答や、資格試験の勉強で間違えたところの復習や知識が定着しづらい箇所を見直すのに活用していました。
電車やバスを降りる時間が決まっているので「プチ締切効果」で集中力も高まります。
限られたスキマ時間を活用する通勤時間を勉強場所に変化させてみましょう。
【有料】社会人におすすめ勉強場所5選


次に、有料で使える社会人におすすめ勉強場所を5つ紹介します。
カフェ
カフェは、社会人にとって勉強する場所として非常に便利で効果的です。
その理由は、心地よいBGMが集中しやすく、モチベーションを維持しやすい環境が整っているからです。
カフェならではのBGMや適度な人の話し声が脳を刺激し、静かすぎる場所よりもかえって集中できるという人も多いです。
コーヒーの香りや快適なインテリア、リラックスできる雰囲気も集中力を高める要因となりますし、Wi-Fiや電源を完備した店舗も多いため、オンライン学習やパソコン作業にも最適です。
他人の目があることで「サボりにくい」という気持ちも生まれ、意識が自然と引き締まります。
ただし、カフェは飲食をする場所なので下記のことにも注意しましょう。
- 混雑時や店舗によっては勉強が禁止・制限されている場合があるので、ルールやマナーを守るようにしましょう。
- 長時間の席の利用は他の利用客やお店に迷惑になるため、混雑時は避けるなど配慮が必要です。
カフェは勉強する環境として多くのメリットがあります。日によって勉強場所を変えることで気分転換にもなり、集中力の維持にもつながるでしょう。



私は休日、モーニングを楽しんだ後に勉強していました。混んでおらず比較的静かで集中できて快適でした。
ファミレス
ファミレスも勉強場所として人気がある勉強場所です。食事もできる上、ドリンクバーも含め、リーズナブルな価格が魅力だからです。
しかし、ファミレスも飲食をする場所。注意点も紹介しますので参考にしながらお店や自分にとって気持ちよく使えるように配慮しましょう。
- 店舗ごとのルールを必ず確認する
- 混雑する時間帯・曜日を避ける
- 注文は最低限のマナーを守る
- 周囲への配慮を忘れない
- 清潔を保つ
長時間の利用には不向きですが、お店にも周りのお客さんにも配慮しながら気分転換できる、勉強場所の一つとして活用しましょう。



食事のついでに勉強する、くらいで利用すると良いでしょう。
自習室
集中して学びたい社会人にとって、有料自習室は非常に有効な勉強場所です。その理由は、静かで整った環境が整備されており、学習に専念できる空間だからです。
有料自習室は、静寂を重視した空間で、基本的に無音。周囲の利用者も一人で黙々と勉強しており、自分も自然と集中モードに入りやすくなります。
月額制や時間制で席を契約でき、資格試験や受験勉強など、長期間にわたって学習したい人にとって理想的な場所です。
- 資格試験や受験勉強のため
- 仕事や副業の作業場所
- 語学学習やスキルアップ
- 長時間の集中作業
- 静かな環境での読書や研究
- モチベーション維持・習慣化
さらに、Wi-Fiや電源などの設備が整っていることが多く、快適にオンライン学習やパソコン作業も行えます。
カフェのような雑音もなく、他の利用者も真剣に勉強しているため、場の空気そのものが集中を後押ししてくれます。
このように、有料自習室は「静かに、長時間、集中して」学習したい人にとって非常に適した環境です。
勉強に本腰を入れたいときには、検討する価値のある勉強場所と言えるでしょう。
コワーキングスペース
コワーキングスペースも勉強場所として最適です。
同じく集中して仕事や勉強に取り組みたい仲間が多く集い、設備も充実しているからです。
- WiFi
- プリンター
- コンセント
- セキュリティ
- フリードリンク
- テレフォンブース(個室)
自習室のような個室ブースもあれば、カフェのように広い部屋に机とイスがたくさんあるシェアオフィスのものなど種類がたくさんあります。
また、声出しできない自習室とは違って会話OKな場所もあります。
自分の目的に合った広さのコワーキングスペースで快適に集中しましょう。



私の場合、使用目的は転職のオンライン面接で個室のブースを使用。面接前後で集中して準備や反省会ができました。
ホテルのデイユース
勉強や作業に集中したいとき、ホテルのデイユースを利用するのは非常に効果的な選択です。
デイユースは、宿泊を伴わず日中の数時間だけホテルの客室を利用するサービスで、料金は宿泊の半額以下になるケースも多く、高級感のある空間を低コストで利用可能です。
最大のメリットは、完全なプライベート空間を確保できることにあります。反対にデメリットは、宿泊よりはリーズナブルとはいえ、普段使いにしては出費がかさむ点。毎日のように利用したい人には不向きです。
静かで整った個室なので、カフェや漫画喫茶などの共有スペースと違って、周囲を気にせず自分だけの時間を過ごせるのが魅力です。
例えば、「今日は絶対に集中して勉強したい」という日に、完全個室のホテル客室を使えば外部の音や人の目をシャットアウトでき、仕事や資格試験の勉強に最適です。
また、途中で仮眠をとるなど、柔軟な使い方ができるのもホテルならではの強みです。
例えば大阪でのホテルのデイユースの相場は下記のとおりです。
- シングルルーム:1,000〜3,000円(時間)
- 大きめの部屋:3,000円〜(時間)
利用したいエリアで「レンタルスペース」や「デイユースホテル」と検索すれば、ニーズに合ったプランが見つかります。
\最適な勉強場所が見つかる!/
このように、ホテルのデイユースは、集中と快適さを両立した環境を手軽に手に入れられる、社会人の強い味方です。
勉強やリフレッシュの場として、うまく活用してみてはいかがでしょうか。



変化をつけたい場合は平日はカフェ、休日は図書館など、勉強場所をローテーションするのもモチベーションアップに効果的ですよ。
コワーキングスペースと自習室の違い





コワーキングスペースと自習室って似ているような気がするけれど、どこが違うのだろう?
コワーキングスペースと自習室の最大の違いは、「仕事や交流を前提としたオープンな環境か、静けさを重視した個人の学習空間か」です。
下記の表でもコワーキングスペースと自習室の違いを比較しました。
特徴 | コワーキングスペース | 自習室 |
---|---|---|
主な利用目的 | 仕事・ビジネス・テレワーク | 勉強・学習・資格取得 |
雰囲気・環境 | オープンスペース、交流やコミュニティ重視 | 学習に特化、静かな自習スペース+交流エリア |
利用者層 | フリーランス、起業家、ビジネスパーソン | 社会人・学生など勉強目的の人 |
設備・サービス | Wi-Fi、電源、会議室、OA機器など | Wi-Fi、電源、ドリンク、スタッフ常駐、学習イベント |
交流の機会 | 仕事やプロジェクト単位での交流が多い | 学びを軸とした交流や勉強会が多い |
静けさ・集中度 | 会話・電話OKな場合が多い 個室(テレフォンブース)もあり | 静かな自習室と会話OKなラウンジを分離 |
営業時間 | 施設による(ビジネスタイム中心が多い) | 夜遅くまで営業、土日も利用可能が多い |
料金体系 | 月額・時間制など多様 | 会員制が多く、プランも多様 |
詳しく紹介しますので、どちらが自分に向いていそうかチェックしてみてくださいね。
仕事中心なら「コワーキングスペース」
- 勉強だけでなく仕事でも利用したい
- 開放的な広い空間が良い人
- 交流や会話もしたい人
- 他の人の話し声が気にならない人
仕事やビジネス目的でも利用するのであれば、コワーキングスペースの方が自習室よりも適しています。
コワーキングスペースは、広いオープンスペースに多数の机とイスが並び、個室ではない開放的な空間であることが特徴です。
Wi-Fiや電源、会議室、プリンター、複合機などのビジネスに必要な設備が整っており、仕事を進めるうえで非常に便利な環境です。
また、周囲の利用者もフリーランスや起業家、テレワーカーなど、同じように仕事に集中している人が多いため、良い刺激を受けながら作業に取り組むことができます。
中には異業種との交流やイベントが行われることもあり、人脈づくりや情報交換の場としても活用できる点は、自習室にはない魅力です。
一方で、自習室は静けさを重視した個人作業向けの空間で、会話や電話が制限されている場合も多く、Web会議や打ち合わせを伴う仕事には不向きです。
そのため、集中してビジネスや仕事に取り組みたい社会人には、コワーキングスペースの方が柔軟性と機能性の両面で優れていると言えるでしょう。
勉強中心なら「自習室」
- 静かな環境で勉強に専念したい人
- 周囲の人との交流や雑談が不要な人
- 長時間利用したい人
集中して勉強に取り組みたいなら、自習室が最適な選択肢です。
自習室は「静けさ」「集中」「勉強専用」を重視した環境で、基本的に会話禁止・無音の空間。周囲も黙々と勉強や作業に取り組む人ばかりなので、自分も自然と集中モードに入れます。
有料の自習室では、月額制や時間制で自分専用の席を確保できる場合が多く、資格試験や受験勉強など、長時間にわたる学習にも向いています。
Wi-Fiや電源、空調なども整っており、静かなだけでなく快適さも両立できるのが魅力です。
また、他の利用者も同じように「勉強をしに来ている」という空気感があるため、場の雰囲気そのものが集中力を後押ししてくれるというメリットもあります。
コワーキングスペースのような交流や会話の機会は少ないものの、「とにかく静かな場所で勉強に専念したい」「毎日一定時間を確保して学習を習慣づけたい」という人には、自習室こそが理想的な環境といえるでしょう。



コワーキングスペースの開放的な環境は好きですが、その日によって来る人や人数が違うため、騒がしさを感じて集中できないこともありました…。
\最適な勉強場所が見つかる!/
まとめ|自分にとって快適な勉強場所を見つけよう
- 無料で使えるおすすめの勉強場所は「図書館」・「公園」・「通勤電車やバス」
- 有料で使えるおすすめの勉強場所は「カフェ」「ファミレス」「自習室」「コワーキングスペース」「ホテルのデイユース」
- コワーキングスペースと自習室の最大の違いは、「仕事や交流を前提としたオープンな環境か、静けさを重視した個人の学習空間か」
社会人にとって、限られた時間のなかで資格試験やスキルアップのための勉強を続けるのは簡単なことではありません。だからこそ「どこで勉強するか」は、学習の質やモチベーションに大きな影響を与えます。
本記事では、無料で使える図書館や公園、通勤時間などの工夫から、有料でも快適で集中しやすいカフェや自習室、ホテルのデイユースまで、さまざまな選択肢を紹介しました。
どの場所がベストかは、あなたのライフスタイルや学習スタイル、勉強にかけられるコストによって異なります。大切なのは、自分に合った環境を見つけ、習慣化しやすい仕組みをつくること。
日によって場所を変えたり、静かな日とにぎやかな日で使い分けたりするのもおすすめです。最適な「学びの拠点」を見つけて、忙しい毎日の中でも集中できる時間をしっかり確保していきましょう。
\最適な勉強場所が見つかる!/